- コインパーキング投資の特徴は?
- 今からコインパーキングに投資するのは失敗しやすい?
- コインパーキング投資は不労所得?
このような疑問にお答えします。
この記事でわかること
- コインパーキング投資の特徴が分かる
- これからのコインパーキング投資は失敗しやすいのかが分かる
- コインパーキング投資は不労所得なのかが分かる


コインパーキングの虎
コインパーキングの運営・管理を行う会社に13年以上勤め、コインパーキングの開設から撤去、機器のメンテナンスやトラブル対応に携わり、コインパーキングに関する豊富な知識や経験を身に付けました。皆様のコインパーキングに関する疑問にお答えします。

コインパーキング投資の主な特徴は、①初期投資が他の不動産投資に比べて安い②土地の転用が簡単③土地を持っていなくても始められるという3点があります。
コインパーキング投資の特徴
コインパーキング投資は不動産投資の一種ですが、他の不動産投資にはない特徴があります
コインパーキングは、土地さえあればあとは精算やロック板、看板や照明などを設置することで始められ、他の不動産投資と比較して比較的初期投資が少ないという特徴があります。
また、最短で数日程度で機械の設置や撤去が可能なので、土地の用途を変更することも比較的簡単に出来るという特徴もあります。
さらに、自分で土地を持っていなくても、他の人が所有している土地を借りたり、銀行から資金を借り入れして土地を購入するなどして、コインパーキングビジネスを始める事が出来るというのも大きな特徴です。

今からコインパーキングに投資することは、日本全体の人口減少やコインパーキング業者の乱立という観点から、筆者としてはあまりおすすめ出来ません。
コインパーキング投資の魅力
少なくとも日本国内という条件でみると、人口も減少し土地の地価も一部の都市を除いて下落傾向にあること、コインパーキング業界への参入障壁の高さという観点からあまり旨みは無いと思います
日本全体の人口が減少傾向にあるということは、車の台数も今後増えることは難しいと思われ、需要という観点からコインパーキング業界にとっては厳しい環境になってくると考えられます。
また、コインパーキング業界は参入している業者の数が多く、ある意味で飽和状態な業界なので競争が激しく、実際にコインパーキングが乱立しているようなエリアでは、料金の値下げ合戦で共倒れしてしまう現象が時折見受けられます。
1990年代初頭の頃は、まだコインパーキングも珍しく参入している業者も少なかったのですが、2000年代頃までにコインパーキングの数は激増し、現在では成長の余地が少ない産業となっています。

コインパーキングの運営に関しては、集金やクレーム対応、清掃や放置車両への対応など、様々な手間がかかり不労所得とは言えません。
コインパーキング投資は不労所得ではありません
費用を払って管理会社や警備会社に運営を丸投げすることは出来ますが、その分の売上は減ってしまいます
コインパーキングの運営に関する全てのことを自分で行う場合は、売上は全て自分のものになりますが、コインパーキングは基本24時間365日営業していますので、日々のクレームや管理業務に非常に手間と時間と労力がかかります。
また、たとえ費用を払って管理会社や警備会社に運営を任せても、工作物責任や放置車両への対応などは最終的にオーナーが対応しなければならないことがほとんどなので、結局は不労所得とは言い切れません。
さらに、空車や売上低下のリスクはオーナー自身が負うことになるので、コインパーキングを運営する上で一番確実に儲かるのは精算機やロック板を販売している機械メーカーと、毎月決まった管理費を徴収する管理会社という奇妙な状態になり兼ねません。

