- コインパーキングに車を停めてロック板が上がってきたら車に傷はつくの?
- コインパーキングのロック板が素早く上がってきて車に接触した時の音が大きかった、傷はついてない?
- コインパーキングのロック板が上がってきて車に接触する時の傷が心配だ、何か解決策はない?
このような疑問にお答えします。
この記事でわかること
- コインパーキングのロック板が上がってきた際に車に傷がつくのかが分かる
- コインパーキングによってロック板の上がってくるスピードが違う理由が分かる
- 車に傷がつきにくいコインパーキングのロック板の種類が分かる
コインパーキングの虎
コインパーキングの管理・運営会社に13年以上勤め、開設や撤去、機器のメンテナンスやトラブルの対応を行い、1人でコインパーキングを作れるほどの知識と経験を積んできました。皆様のコインパーキングに関する疑問にお答えします。

コインパーキングのロック板が上がってきて車のボディに接触しても、ほとんどの場合は傷がつくことはありません。
ロック板が接触した時の傷
最近のロック板はかなりゆっくりと上がってきますし、ゴムなどの緩衝材も付いていることがあるので、車にはほとんど傷はつけません
地面に設置されているロック板が車に接触する際は、車の下回りにあるジャッキポイント辺りに接触して止まることがほとんどで、ゆっくりと上がってきて接触するので傷をつけることはありません。
万が一傷をつけたとしても、ジャッキアップポイントの鉄板の継ぎ目部分に、塗料が少し剥がれる程度の傷しか物理的につけることができないでしょう。
また、ロック板の種類によっては、ロック板自体がゴム素材で出来ていたり、ロック板にゴムやプラスチックの緩衝材が貼られていることがあり、駐車した車に傷をつけない工夫がされています。

コインパーキングのロック板が上がってくる時のスピードは、そのロック板の種類や年式により様々です。
素早く上がってくるロック板
車に接触した時の衝撃が大きいため、ゆっくりとしたスピードで上がってくるロック板と比べて車に傷が付きやすいです
どんな種類のロック板にも共通して言えることですが、年式が新しくなるにつれてロック板がゆっくりとしたスピードで上がってくる傾向にあります。
裏を返せば、古いロック板ほど素早く上がってくる可能性が高く、それに伴って車に傷が付く可能性が上がってしまいます。
また、何か異物が挟まってロック板が上がらなくなることが稀にありますが、その場合は異物が外れると急激にロック板が上昇することとなり、強い衝撃で車に当たってしまうことになります。

コインパーキングに設置されているロック板の中でも、車に傷が付きにくいロック板は前上がり式とフラットタイプのロック板となります。
前上がり式とフラットタイプのロック板
前上がり式は車の前にロック板があるので、接触することはありません。またフラットタイプのロック板は、板が平行に上がってきますが接触面にゴムが付いているので傷が付きにくいです
前上がり式のロック板は、車の下ではなく前にロック板がある形式で、基本的には車にロック板が接触することが無いので、傷が付きにくくなります。
ただし、全長が大きい車や車室枠の前方に車を停め過ぎた場合、前上がりのロック板がフロントバンパーと接触することもありますので、注意が必要です。
フラットタイプのロック板は、下がっている時は地面とほぼフラットで、車が停まると水平にロック板が上がってくる形式で、主に商業施設に併設のコインパーキングに設置されていることが多く、接触面がフラットかつゴムクッションが付いているので、車を傷付ける心配が少ないです。

