- コインパーキングに車を停めている時に停電が起こったらどうなる?
- 停電でコインパーキングから出庫出来なくなった場合、料金はどうなる?
- どのような時にコインパーキングで停電が発生する?
このような疑問にお答えします。
この記事でわかること
- コインパーキングに車を停めている時に停電が起こったらどうなるのかが分かる
- 停電の影響でコインパーキングから出庫出来なくなった場合の料金はどうなるのかが分かる
- どのような状況の時にコインパーキングで停電が発生する可能性があるのかが分かる


コインパーキングの虎
コインパーキングの運営・管理を行う会社に13年以上勤め、コインパーキングの開設から撤去、機器のメンテナンスやトラブル対応に携わり、コインパーキングに関する豊富な知識や経験を身に付けました。皆様のコインパーキングに関する疑問にお答えします。

コインパーキングで停電が起こった場合は、精算機やロック板は電気で動いているので動作しなくなり、最悪の場合は長時間出庫出来なくなる可能性があります。
コインパーキングと停電
最近のコインパーキングは、機械の動力を電気で賄っていることがほとんどなので、停電すると動作に問題を起こす可能性が非常に高いです
コインパーキングの機械によっては、バックアップのバッテリーを備えており、停電が起こるとバッテリーの電気でロック板を自動で下げてしまうものや、停電が復旧するまでバッテリーの電気で稼働するものなどがあります。
しかし、そのバッテリーも劣化具合やコインパーキングの稼働状況などで、いつまで持つのかはっきり分からない面があり、最悪の場合は数分でバッテリーの電気も消失してしまうこともあるので、安心はできません。
停電で動かなくなったロック板は、人の手によって下げる必要があり、出庫までに膨大な時間がかかる可能性もあることから、コインパーキングに車を停める場合は、停電のリスクも考慮する必要があるのかもしれません。

停電により、コインパーキングから出庫できない間の料金は、天災などのやむを得ない事情がある場合は原則として利用者が負担することとなります。
天災による停電
台風や地震などの天災により停電が発生した場合は、ある意味でコインパーキング側も被害者となるので、駐車料金の負担義務は原則として利用者にあると考えられます
一方で、停電の原因がコインパーキングの設備によるものの場合は、管理責任の観点から料金の支払い義務は利用者には無いものと考えられます。
コインパーキング内の電気設備に漏電が発生し、ブレーカーが落ちて停電してしまうといった事例があり、設備が古いコインパーキングではこのような原因で停電が発生するリスクが高いと言えます。
天災の中でも地震の発生を予測するのは難しいですが、台風であれば進路の予測もある程度可能なことから、台風が接近してきた場合はコインパーキングの利用を慎重に検討するといった対策を講じることができます。

コインパーキングで停電が発生しやすい状況として、台風や地震などの天災以外で考えると雨が降っている日が危険度が高いと言えます。
コインパーキングの停電
雨が降ると停電が発生する確率が高まります
雨が降ると、コインパーキングの精算機やロック板はもちろん、看板や照明などほぼ全ての物に水がかかることから、漏電によるブレーカー落ちが発生しやすくなり、結果的にコインパーキングの設備が停電となる可能性が高まります。
特に、ロック板が冠水してしまうような大雨や、横殴りの雨が降った場合は、本来雨水が入らないはずの場所にも水が侵入してしまう可能性があり、漏電が発生するリスクがあります。
また、設備が老朽化して古くなったコインパーキングでは、防水性や電気の絶縁性も低下していることが多く、新しい設備のコインパーキングよりも漏電による停電のリスクが高いと言えます。

