- 夏にコインパーキングに車を停めて、冷房を効かせる為にアイドリングをしたらどうなる?
- 冬にコインパーキングに車を停めて、暖房を効かせる為にアイドリングをしたらどうなる?
- エンジンを暖める、暖機運転の為にコインパーキングでアイドリングをしたらどうなる?
このような疑問にお答えします。
この記事でわかること
- コインパーキングで長時間アイドリングをした場合、どうなる可能性があるのかが分かる
- コインパーキングでアイドリングをした際に、クレームや苦情になりにくい方法が分かる
- コインパーキングで長時間のアイドリングは可能なのかどうかが分かる
コインパーキングの虎
コインパーキングの管理・運営会社に13年以上勤め、開設や撤去、機器のメンテナンスやトラブルの対応を行い、1人でコインパーキングを作れるほどの知識と経験を積んできました。皆様のコインパーキングに関する疑問にお答えします。

コインパーキングに車を停めて長時間アイドリングをした場合、近隣からの苦情や警備会社・管理会社から注意を受ける可能性があるのはもちろん、最悪の場合は迷惑条例違反で警察に通報される可能性もあります。
コインパーキング内でのアイドリング
長時間のアイドリングは原則禁止としているコインパーキングがほとんどです
夏場の冷房や冬場の暖房など、周辺環境によってはアイドリングをしたくなる気持ちも分かりますが、多くの自治体では環境保護の観点から不要なアイドリングを禁止する条例を制定しており、世の中全体の動きとしてはアイドリングを禁止する方向です。
また、コインパーキングの性質上、周辺に民家や建物が何もないところにあるのは稀で、都市部や市街地でアイドリングをした場合には、周辺からの苦情や近隣とのトラブルに発展する可能性があります。
特に、コインパーキングの場内にアイドリングを禁止する旨の貼り紙や看板が設置されている場合は、その駐車場ではアイドリングに関するトラブルを抱えている可能性が極めて高いので、なおさら注意が必要です。

やむを得ず、コインパーキングの中でアイドリングをしなければならない場合は、苦情や通報に繋がりにくいアイドリングの仕方があります。
アイドリングのマナー?
何も考えずにアイドリングをした場合と、少しでも気を遣ってアイドリングをした場合とでは、トラブルの発生確率に大きな差があります
まずは、民家や建物などの近くに駐車するのを避け、出来れば道路に面したスペースに車を停めることが望ましいです。
道路にある程度の交通量があれば、走行する車の騒音でアイドリングが目立ちにくくなるからです。
また、民家や建物が近くにある場合は、その方向に車のマフラーを向けない(前進入庫する)ことによって、排気ガスや騒音が人里から離れることになるので、クレームや苦情を予防する効果があります。

コインパーキング内でアイドリングをした際に、特に問題となりやすいのがディーゼル車のアイドリング騒音です。
ディーゼル車とガソリン車の騒音の違い
ディーゼル車のほうが、基本的な構造として騒音が大きく、問題になりやすいです
同じアイドリングをした場合でも、トラックなどのディーゼル車は騒音が大きく、ガソリン車よりも苦情やトラブルに発展しやすいという特徴があります。
また、車のマフラー(排気ガスの消音器)を交換しているなど、排気の音が大きくなる方向の改造をしている場合は、より一層の配慮をしないと、アイドリングに関するトラブルに巻き込まれやすくなる可能性があります。
一部の高性能車では、発進前の暖気運転をするケースもあるかと思いますが、暖気運転中はエンジンの回転数も高いので騒音が大きく、未燃焼ガスが多い状態の排気ガスを周囲にまき散らしてしまうことから、コインパーキング内では控える必要があります。

