コインパーキングはどのように運営して利益を出しているのか?

精算機

疑問
  • コインパーキングはどうやって運営しているの?
  • 儲かる仕組みは?
  • 土地は全部買っているの?

このような疑問にお答えします。

この記事でわかること

  • コインパーキングがどのように運営しているかがわかる
  • どのような仕組みで利益を出しているかがわかる
  • 土地をどのように探しているのかがわかる
プロフィール背景画像
プロフィール画像

コインパーキングの虎

コインパーキングの管理・運営会社に13年以上勤め、開設や撤去、機器のメンテナンスやトラブルの対応を行い、1人でコインパーキングを作れるほどの知識と経験を積んできました。皆様のコインパーキングに関する疑問にお答えします。

最近の投稿

もっと見る

コインパーキングの運営方法

コインパーキングの運営方法は主に借上げ直営の二通りがあります。

借上げ

土地を地主から借りて運営

賃料を払って売上が余れば

基本的にそれが利益となる

直営

土地を所有し、直接運営する方法

売上は全て自分のもので

経費を引いた分が利益となる

私の経験からすると、コインパーキングのほとんどは借上げで運営されています。

土地を所有してコインパーキングを運営する直営は、業者からするとリスクが高く、あまり見かけません。

借上げと直営のメリットとデメリットをまとめてみました。

借上げのメリット

  • 土地を借りているだけなので、撤退が容易
  • ゆえにリスク管理がしやすい
  • 地主にとっては安定的な収入になる

借上げのデメリット

  • 土地を所有していないので、突然解約の可能性がある
  • 賃貸借契約が必要になる
  • 売上が下がっても賃料は変わらず発生する

直営のメリット

  • 土地を所有しているので、突然解約される事はない
  • 売上は全て自分のもの
  • 地主との人間関係に悩まされることがない

直営のデメリット

  • 突然売上が下がっても、転用が効きにくい
  • コインパーキングの機械代は自分持ち
  • 整地や舗装の費用もかかる

最近の話では、新型コロナウイルスの流行により外出自粛が行われ、コインパーキング業界は大きなダメージを受けました。

そのような状況では、解約が出来る借上げで運営しているほうがダメージが少なく済んだという事もありました。

このように、コインパーキングの運営方法は、借上げと直営の大きく二つに分けられます。

コインパーキングの運営方法は、借上げと直営の二つに分けられる

コインパーキングが儲かる仕組み

コインパーキングが儲かるのは、土地にかかる費用よりも売上が上回った時です。

借上げ

借りた土地の賃料や機械の償却よりも

売上が上回った場合は

それが利益となる

直営

所有している土地の固定資産税やコストよりも

売上が上回った場合は

それが利益となる

借上げは、空地や月極駐車場を借りて運営する訳ですが、その賃料を決める際は、その周辺の月極賃料が相場となります。

例えば、空地に3台分のコインパーキングを作る場合、その周辺の月極賃料のおよそ3台分を賃料として提示する訳です。

もちろん、賃料よりも売上が下回った場合は、そのコインパーキングは赤字となります。

コインパーキングの賃料は、その周辺の月極賃料が相場となる

どのような土地を探しているの?

コインパーキングの候補地として探す土地は、主に空地月極駐車場の空きです。

空地

建物などが無い空地

建物を建てる予定があっても

建物が建つまでの期間限定で借りる事も

月極駐車場の空き

空き車室を借りてコインパーキングにする

まとまって空いていなくても

月極を移動させてコインパーキングにする

空地は、全て空地ではなくてもコインパーキングが作れます。

例えば、家の前のスペースをコインパーキングにして、月々安定的な収入を得るなどです。

また、月極の空きをコインパーキングにするケースでは、月極の車を移動させてまとまった空きスペースを作り、そこにコインパーキングを作る例が多いです。

まとまった土地ではなくても、小規模なコインパーキングなら設置可能