コインパーキングのロック板はどんな仕組みで上がってくる?

ロック板

疑問
  • コインパーキングのロック板はどうやって車を検知している?
  • コインパーキングに車を停めたけどロック板が上がってこない。なんで?
  • 車高が高い車はコインパーキング利用不可と言われた。なんで?

このような疑問にお答えします。

この記事でわかること

  • コインパーキングのロック板が上がってくる仕組みが分かる
  • なぜロック板が上がってこないのか?その原因が分かる
  • 車高が高い車がコインパーキングNGな理由が分かる
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コインパーキングの虎

コインパーキングの管理・運営会社に13年以上勤め、開設や撤去、機器のメンテナンスやトラブルの対応を行い、1人でコインパーキングを作れるほどの知識と経験を積んできました。皆様のコインパーキングに関する疑問にお答えします。

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コインパーキングのロック板が上がってくる仕組み

コインパーキングのロック板が上がってくるのは、地面に埋まったループセンサーが金属を検知しているからです。

ループセンサー

地面に埋まったループセンサーが車の金属を検知して、ロック板が上がってくる

正確に言うと、ループセンサー以外にもセンサーの種類はありますが、現在コインパーキングで使用されているセンサーのほとんどが、このループセンサーと呼ばれる物です。

普段は地面に埋まっており、非常に目立ちにくいため、その存在を知っている人はごくわずかだと思います。

金属を検知しているので、人や金属以外の障害物には反応しません。

ほとんどのロック板はループセンサーで金属を検知して上がってくる

ループセンサーの弱点

金属を検知するという優れた特性のループセンサーですが、金属との距離が離れると検知出来ません。

ループセンサーのメリット

  • 金属を検知するので人や草などに反応しない
  • 車は金属で出来ていることがほとんどなので、コインパーキングのセンサーに向いている
  • 地面に埋まっているので、フラットで邪魔にならない

ループセンサーのデメリット

  • 車高が高い車は検知出来ない場合がある
  • FRPやカーボンなど、金属ではない車両は検知出来ない
  • 設置する地面の地中に金属があると、検知精度が下がる

軽トラックや車高の高いSUV、オフロード車などは、地面と金属との距離が離れているため、検知されない可能性があります。

車高が高い車のロック板が上がらないのは、このようにセンサーの特性によるものです。

ロック板が上がっていないからと言って、そのまま出庫しては不正利用となるので、このような場合は看板などに記載されている緊急連絡先に連絡しましょう。

ループセンサーと金属の距離が離れていると検知出来ない

車高が高い車はコインパーキングを利用出来ない?

このように、ループセンサーのコインパーキングの場合は、車高が高いと検知出来ない可能性があるため、基本的には利用不可となります。

車高が高い車

ループセンサーのコインパーキングの場合は、検知出来ない可能性があり利用不可

ただ、全てのコインパーキングがループセンサーではなく、一部には光センサーや超音波センサーが使用されている事もあり、その場合は車高の高さは関係ありません。

光センサーと超音波センサーに関しては、また別の記事でご紹介しますが、全てのコインパーキングが利用不可という訳ではありません。

車高が高く、ロック板が上がっていないからといって不正利用を繰り返すと、威力業務妨害に当たる可能性もあるのでご注意下さい。