- コインパーキングでコンクリートブロックではない金属製の車止めがあるけど、あれは何?
- 金属製の車止めにはどんなメリット・デメリットがあるの?
- コンクリートブロックの車止めとどう違うの?
このような疑問にお答えします。
この記事でわかること
- コインパーキングで使用されている車止めの種類や特徴が分かる
- 金属製の車止めのメリットやデメリットが分かる
- コンクリートブロックの車止めと比較してどちらが良いか分かる


コインパーキングの虎
コインパーキングの管理・運営会社に13年以上勤め、開設や撤去、機器のメンテナンスやトラブルの対応を行い、1人でコインパーキングを作れるほどの知識と経験を積んできました。皆様のコインパーキングに関する疑問にお答えします。

コインパーキングでは、コンクリートブロックの車止めのみならず、金属製の車止めも多く使用されています。
金属製の車止め
一般家庭や月極駐車場ではあまり見かけませんが、コインパーキングでは金属製の車止めも多く採用されています。
車のタイヤを止めるという機能だけで言えば、コンクリートブロックも金属製の車止めも特に大きな違いはありません。
ただ、コインパーキングという流動性の激しいビジネスモデルでは、この金属製の車止めも実は多くのメリットがあります。
形状は四角いものがほとんどで、高さはコンクリートブロックの車止めとほとんど同じです。

金属製の車止めには、コンクリートブロックの車止めには無いメリットとデメリットが存在します。
金属製の車止めにしかないメリットとデメリット
コインパーキングは撤去と新設を繰り返す流動性の高さが特徴の一つで、機材は移動でき再利用できたほうが利便性が良いです
メリット
- 取り外して再利用ができる
- 金属の資源ゴミとして処分できる
- 運搬時に軽い
デメリット
- 四角い形状で中が空洞の為、ゴミや枯葉などが溜まりやすい
- 設置の手間が掛かる
- 駐車車両のタイヤへの負担が大きい
金属製の車止めは、地面にアンカーとナットで固定されているだけなので、取り外して再利用することができます。
コンクリートブロックの車止めでは、取り外す際に割れてしまうことが多く、再利用は難しいという現実があります。
金属製の車止めの最大のデメリットは、空洞の中にゴミが溜まりやすいことと、四角い形状で斜めになっていないので、駐車する車両のタイヤに負担を与えることです。
コンクリートブロックと金属製の車止めを比較して、どちらが優秀かは判断が難しいですが、よりコインパーキングに向いているのは金属製の車止めだと思います。
金属製の車止め
再利用できるという観点から、コインパーキングとの相性が良いと思います
ただ、メリット・デメリットの箇所でも触れましたが、金属製の車止めは四角い形状で斜めの面が無いため、タイヤに接する面が鋭角となり、繰り返しの利用では駐車する車両のタイヤに負担を掛けてしまう可能性があります。
また、金属製ゆえに、破損した際の角が鋭利となり、人が怪我をしたり車のタイヤがパンクしたりする例も実際にあったので、その点では注意して運用する必要があります。
移動の必要があまりなく、繰り返し同じ車両が頻繁に出入りする月極駐車場では、むしろ金属製よりもコンクリートブロックの車止めのほうが向いていると筆者は考えます。

